常成福祉会が地域で果たしてきた役割

心地よいサービスの提供

法人設立以来、地域のニーズをふまえて必要なサービスを事業化し、拡充してきました。そして、心地よいサービスをつくるために、法人内で横断的に6つの部会(法令順守部会、苦情解決部会、サービスシステム部会、サービス評価部会、情報管理部会、実践教育部会)を編成し、サービスの質の向上に向けて活動を続けています。こういった取り組みから蓄積した情報や技術を広く地域に役立てていただくため、また地域協働によるサービスの提供環境を整えるため、以下の取り組みを行っています。

  • 平成12年5月 介護福祉専門職の施設実習マニュアル 作成(サービスの担い手の人材育成への寄与)
  • 平成15年3月 障害者ケアマネジメント実践マニュアル 作成(相談支援従事者の人材育成への寄与)
  • 地域拠点(とかわサポートセンター)での地域支援ネットワークづくり(神奈川県当事者支援推進事業『「参加と協働・制度活用と連携」地域実践システムの構築に向けて』(H22))
  • 神奈川県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者研修、神奈川県相談支援従事者初任者研修・現任研修といった法定研修やその他障害福祉サービス事業所等を対象にした各種研修会へ、職員を講師、演習講師として派遣し技術協力

など

すべての人の権利の保障

法人に権利保障委員会を設置し、そこに専門委員(弁護士、公認会計士、障害当事者、臨床心理士)、第三者委員(障害当事者、社会福祉士、学識経験者)、上述の6つの部会を置いて、福祉サービスを利用するすべての当事者の権利を保障することを目的に活動しています。その一環として、以下のような地域貢献活動を行っています。

  • 神奈川県差別解消支援地域協議会、神奈川県自立支援協議会権利擁護部会、神奈川県障害者虐待防止・権利擁護研修、湘南西部圏域差別解消支援地域協議会、秦野市成年後見ネットワーク、秦野市権利保障実践チーム等への職員派遣による技術協力(R2.10現在)
  • 秦野市障害者権利擁護センター事業(秦野市障害者虐待防止センター事業)の受託
  • 第三者評価機関、サービス利用者意向調査機関の試行調査への協力とフィードバックの実績あり
  • 月に一度、法人サービス利用者を対象とした弁護士への無料法律相談日を設け、生活に関する様々な法律相談に対応

など

ともに生きる豊かな地域社会の実現

常成福祉会は、「自由・自主・自律の精神を基調として真の人間性が尊重された生活の保障 【ノーマライゼーション(常成)の実現】」を目指して設立されました。法人名にある「常成」とは、ノーマライゼーションを意味しており、ともに生きる豊かな地域社会の実現は、設立当初からのミッションの1つです。そのため我々は、地域の一員として、また地域資源の一つとして、以下のような取り組みを進めてきました。

  • 秦野市菩提自治会連合会との地域防災協定の締結
  • 「とかわサポートセンター」の地域交流事業による、障害のある人もない人も一緒に暮らす地域づくり
  • 「みんなのサロンなつめ」での住民主体の活動、住民と専門職の協働による地域の課題を地域で解決する取り組みの推進
  • 秦野市障害者支援委員会、秦野市社会福祉協議会施設部会等への職員派遣による、地域課題解決にむけた取り組みへの協力
  • 湘南西部障害保健福祉圏域地域生活ナビゲーションセンター事業を通じての、地域共生社会の推進に寄与する好事例の発信
  • 障害のある方への法人での雇用機会の提供

など

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